最近の葬儀の仮通夜とは

葬儀の仮通夜とは、亡くなった夜に遺族やごく親しい人たちだけが集まって、故人を守りながら一夜を明かすことです。死亡した時刻が遅くて、通夜式の準備が整えられないと、通夜式に弔問客を招くことができません。その場合に翌日以降に本通夜を営み、その日は仮通夜で済ませるようにします。身内だけなので、喪服でなくても大丈夫です。

葬儀の通夜ぶるまいの用意も不要で、遺族や近親者が食べられるものだけ用意すれば良いです。仮通夜でも、本来はお寺から僧侶を招いて読経してもらっていましたが、最近の葬儀事情の変化によって省略されることが多くなっています。僧侶に読経を頼む場合には、読経のお礼としてお車代(1000~5000円程度)を包むことが多いです。最近では仮通夜に遺体を自宅に渡せないケースが多いため、その場合には病院や施設の霊安室に移動して一晩明かします。

一晩付き添いたい場合には、病院や施設に相談してみるようにしましょう。どうしても断られた場合には、遺族は一度帰宅して翌日また故人の元に行くことになります。僧侶を迎えるときには、茶菓子を用意して接待します。食べずに残した場合には、僧侶が読経している間に箱に入れて帰りに持ち帰れるようにします。

事前に茶菓子を差し出す役を決めておいたほうが良いでしょう。お車代は読経が終わった後に僧侶が帰宅するタイミングで渡しても良いです。後でお布施とまとめて支払う場合には、葬儀が終了した後に渡すようにします。

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