東京や大都市ほど需要の高い永代供養

永代供養とは三十三回忌や五十回忌など、何十年と長期の年月をかけて故人を法要する仏教式の供養で、読み方はえいたいくようです。東京や大都市では地価の高騰で墓の費用も高い、少子化で墓を守る子孫がいない、生前の宗旨宗派を問わず申し込みでき納骨先の寺院の檀家になる必要がない、霊園と違い年会費や維持管理費などが無料などなどから近年需要が伸びています。加えて葬儀に対する価値観の変化から、東京や大都市の住民ほど墓にこだわらず樹木層や海洋散骨などを希望する人が増えており、葬儀は自然葬でその後の毎年の法要や遺骨の管理は永代供養で寺院に任せる、というスタイルが増加中です。永代と名が付いているため永遠に供養してもらえると勘違いされがちですが、通常は三十三回忌か五十回忌まで法要が行われ、その後は永代供養墓と呼ばれる合同墓に遺骨を合祀されます。

親族のいない一人暮らしの高齢者の多い東京や大都市ほど人気があり、生前から死後の納骨堂や永代供養の相談を受け付けている寺院もあるなど、おひとりさまと呼ばれる独居老人が増えるに従い、今後も需要が伸びると言われている宗教行為です。生前相談では葬儀の内容や遺品整理なども本人の希望にそうようにサポートされており、事前に永代供養を申し込んでおけば年一回命日に法要してもらえる、追加料金を支払えば春の彼岸供養とお盆供養、秋の彼岸供養が加わり年四回法要してもらえるなど供養の内容もさまざまです。

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